「西方見聞録」デンマーク編 2015年9月26日~10月4日
戦後70年の考え深い節目の年に、同じように敗戦国であるデンマークの視察に参加できたことは非常に勉強になりました。
我が国はアメリカの保護の下に経済に重点を置きエコノミックアニマルという言葉を生み出すくらい経済、お金、豊かな生活を信じて勤勉に労働した結果が現在の日本です。
方やデンマークは資源のない国。国民という資源を有効に国家という両親に守られながらその人らしく生涯を送っていく様子に衝撃を受けました。
まず一番驚いたことは、徹底した自己決定を重んじることでした。
私は高齢者ケア南地区センター。アスタースバイ訪問を黒田博文さんと担当する予定でしたが、子供の様な好奇心と博士の様な洞察力を兼ね備えた黒田さんのお書きになるレポートは、キット数百人が把になって掛かってきてもビクともしない完璧で王道なレポートをお書きになっていらっしゃること請け合いです。
そこで、寄り道好きな横道(おうどう・笑)のレポートを東洋人の鍼灸師である田中良子が「西方見聞録」と題して、今回のデンマーク研修に参加して感じたことや西洋人の事などを、自己決定を重んじ自分でテーマをみつけ、つらつら書き始めてみたいと思います。
本当の国際社会とは「身土不二」を知ること
「しんどいレポート」とは読まず「しんどふじ」と読みます。(笑)
食養の言葉で、その土地でとれたものを、その季節に食べると健康でいられる.という意味なのですが、横道好きな私としてはこれは様々な考え方に捉えられると常常思っています、迷ったら自分に近いものを選択する。
つまり自分自身を知り、自分の足元を知らなければ正しい選択ができない。
私は鍼灸師なので、治療師を選ぶには自分に近い人。
例えば同性、それも自分より少し年配者の治療師のほうが理論でなく体験を積んでいるから良いと考えています。
世界に目を向けるとその土地柄で日照時間や湿度、気温など風土が人間を形作り。
更に環境が人間性を(国民性)作ると私は考えます。
緯度の高い北欧の人々は如何して縦長で、赤道に近い南の人々は丸い体系をしているのでしょうか?
その答えは・・・・?
「鼻はインダスメソポタミヤである」
食養の言葉で、その土地でとれたものを、その季節に食べると健康でいられる.という意味なのですが、横道好きな私としてはこれは様々な考え方に捉えられると常常思っています、迷ったら自分に近いものを選択する。
つまり自分自身を知り、自分の足元を知らなければ正しい選択ができない。
私は鍼灸師なので、治療師を選ぶには自分に近い人。
例えば同性、それも自分より少し年配者の治療師のほうが理論でなく体験を積んでいるから良いと考えています。
世界に目を向けるとその土地柄で日照時間や湿度、気温など風土が人間を形作り。
更に環境が人間性を(国民性)作ると私は考えます。
緯度の高い北欧の人々は如何して縦長で、赤道に近い南の人々は丸い体系をしているのでしょうか?
その答えは・・・・?
「鼻はインダスメソポタミヤである」
統合保育園サンクト・ヨーンスビヤグを訪問し、子供達と園庭で遊んだ。
とても人懐こく可愛かった。
各部屋を拝見させて頂き一番驚いた事は、乳幼児の部屋だった。
全ての窓が空き、外気の温度と変わりなく私には寒い位だった。
デンマークの人は「赤ん坊は寒いところで寝かせるとよく眠れる」との事。
私などは子供の時から寝ている時ゾックとすると、必ず扁桃腺が腫れたものだ。
このことに大変興味がわいた私はフィンランド、ノルウェー,スウェーデンを調べてみると、赤ちゃんのお昼寝法はまったく一緒であった。
各国共通している答えは「新鮮な空気を吸うと赤ちゃんはよく眠れる」
これはみんなでやれば怖くない!(笑)という迷信でなく、医学的にも、「新鮮な外気は赤っちゃんの良質な睡眠を促すだけでなく、ウィルスやバクテリアによる感染症を予防する効果がある」そうだ。
保育所や自宅の庭にポツンと乳母車が置いてある光景は珍しくないそうで、
その間にお母さんは掃除、洗濯、炊事などに時間を使うそうだ。
補足だがお隣ドイツでは?というとこの習慣はなく、ドイツに嫁いだ私の友人によると、5歳くらいまでおしゃぶりをしている子供を見かけることがある、「なんでだろう?」と言っていたが。
これは後で分かった事ですが、幼少期に徹底的に鼻呼吸の大切さを教える為だった様です。
では1年中、外で昼寝をするには幾つかのルールの様なものがあるらしいので調べてみました。
1) 気温がマイナス10度(ノルウェーではマイナス20度迄OKだそうです)
2) 風の強い日は避ける。
3) 霧や雨の日にはレインカバーをする(そこまで頑張らなくても???私は思う)。
4) 直射日光を避けベビーカーは日陰に置く。
5) ベビーベッドのような乳母車。振動に強い大きな車輪。
冬用はすっぽり包む寝袋のようなカバーをつけ、顔だけ出させた重装備。
6) 寒い日には赤ちゃんに暖かい服を着せる。
ウール製品の下着からセーター靴下手袋帽子、
さらにドレスと呼ばれるダウンジャッケットの様な物を着せ、
ベビーカーに乗せる際には更に寝袋に入れるそうで、
その様はまるでミノムシの様で、目と鼻だけが外気にさらされています。
目はつむっているので機能していませんが、鼻は絶えず呼吸をするので
お昼寝中でも働いています。
耳も町が作り出す音や小鳥の声を聴いているんですよね!
素敵ですね!!
ここからが本題に入ります。お待たせいたしました。笑。
「体温と外気温」の差が大きい北欧人は身体の器官の中で突出しているのは「鼻」だと勝手に私は思っています。
鼻の穴は外気を一度に大量入れないため小さく細長い。そしてその空気を肺に送り込む為の温度調節の鼻は長く高い。
細長い鼻がこの地で暮らすのに必要であり、その鼻の形に見合った細長い顔ができ、その顔に見合ったバランスの身長が必要で北欧人がなぜ世界で背が高いのか?という謎解きができた。
つまり身体が形作られたデザインの基本は鼻である、文明の発祥の地メソポタミア…身体の発祥の器官は鼻。
鼻はインダスメソポタミヤであるというお話でした。
・・・続く
とても人懐こく可愛かった。
各部屋を拝見させて頂き一番驚いた事は、乳幼児の部屋だった。
全ての窓が空き、外気の温度と変わりなく私には寒い位だった。
デンマークの人は「赤ん坊は寒いところで寝かせるとよく眠れる」との事。
私などは子供の時から寝ている時ゾックとすると、必ず扁桃腺が腫れたものだ。
このことに大変興味がわいた私はフィンランド、ノルウェー,スウェーデンを調べてみると、赤ちゃんのお昼寝法はまったく一緒であった。
各国共通している答えは「新鮮な空気を吸うと赤ちゃんはよく眠れる」
これはみんなでやれば怖くない!(笑)という迷信でなく、医学的にも、「新鮮な外気は赤っちゃんの良質な睡眠を促すだけでなく、ウィルスやバクテリアによる感染症を予防する効果がある」そうだ。
保育所や自宅の庭にポツンと乳母車が置いてある光景は珍しくないそうで、
その間にお母さんは掃除、洗濯、炊事などに時間を使うそうだ。
補足だがお隣ドイツでは?というとこの習慣はなく、ドイツに嫁いだ私の友人によると、5歳くらいまでおしゃぶりをしている子供を見かけることがある、「なんでだろう?」と言っていたが。
これは後で分かった事ですが、幼少期に徹底的に鼻呼吸の大切さを教える為だった様です。
では1年中、外で昼寝をするには幾つかのルールの様なものがあるらしいので調べてみました。
1) 気温がマイナス10度(ノルウェーではマイナス20度迄OKだそうです)
2) 風の強い日は避ける。
3) 霧や雨の日にはレインカバーをする(そこまで頑張らなくても???私は思う)。
4) 直射日光を避けベビーカーは日陰に置く。
5) ベビーベッドのような乳母車。振動に強い大きな車輪。
冬用はすっぽり包む寝袋のようなカバーをつけ、顔だけ出させた重装備。
6) 寒い日には赤ちゃんに暖かい服を着せる。
ウール製品の下着からセーター靴下手袋帽子、
さらにドレスと呼ばれるダウンジャッケットの様な物を着せ、
ベビーカーに乗せる際には更に寝袋に入れるそうで、
その様はまるでミノムシの様で、目と鼻だけが外気にさらされています。
目はつむっているので機能していませんが、鼻は絶えず呼吸をするので
お昼寝中でも働いています。
耳も町が作り出す音や小鳥の声を聴いているんですよね!
素敵ですね!!
ここからが本題に入ります。お待たせいたしました。笑。
「体温と外気温」の差が大きい北欧人は身体の器官の中で突出しているのは「鼻」だと勝手に私は思っています。
鼻の穴は外気を一度に大量入れないため小さく細長い。そしてその空気を肺に送り込む為の温度調節の鼻は長く高い。
細長い鼻がこの地で暮らすのに必要であり、その鼻の形に見合った細長い顔ができ、その顔に見合ったバランスの身長が必要で北欧人がなぜ世界で背が高いのか?という謎解きができた。
つまり身体が形作られたデザインの基本は鼻である、文明の発祥の地メソポタミア…身体の発祥の器官は鼻。
鼻はインダスメソポタミヤであるというお話でした。
・・・続く