2012-09-17

菊節句



 9月9日(日)は、『重陽の節句』 
3月3日の「桃の節句」、5月5日の「端午の節句」、7月7日「七夕の節句」
などと同じくして、9月9日も日本の五節句のひとつ。
つい、忘れがちですが、そうなんです。

重陽(ちょうよう)は、五節句の一つで、9月9日のこと。
旧暦ではが咲く季節であることから菊の節句とも呼ばれる。

陰陽思想では奇数は陽の数であり、陽数の極である9が 重なる日であることから「重陽」と呼ばれる。奇数の重なる月日は陽の気が強すぎるため不吉とされ、それを払う行事として節句が行なわれていたが、九は一桁 の数のうち最大の「陽」であり、特に負担の大きい節句と考えられていた。後、陽の重なりを吉祥とする考えに転じ、祝い事となったものである
邪気を払い長寿を願って、菊の花を飾ったり、菊の花びらを浮かべた酒を酌み交わして祝ったりしていた[1]。また前夜、菊に綿をおいて、露を染ませ、身体をぬぐうなどの習慣があった。現在では、他の節句と比べてあまり実施されていない。

(ウィキペディアより引用)





菊の「着せ綿」
平安時代には、前日の9月8日に菊の花を真綿で覆い、
菊の香を移し、その翌日の朝に露に湿ったこの真綿で顔にあてて、
若さと健康を保とうとする行事がありました。
これを「菊の着せ綿」といいます。


 





参加されたみなさん、rとても楽しそうで、またメモをとったり、
家元の話に耳をかたむけていました。
花を見て、感じて、学ぶ会。
文人華とは、よく言ったものだと思います。

昨今、日本人でありながら、日本人が昔から大事にしてきた文化、美しい表現を、
つい忘れがちです。

意味深く、ひとつひとつの行事が行われていたことや、
それらを大事にしていたことを、心に刻んでおくことが大切ですね。


「菊の節句」は過ぎてしまいましたが、
ときには花に目をむけて、季節の移り変わりも楽しみたいものです。


サポーターOより

2012-07-13

「書作展」

先月、6月12日(火)~17日(日)に、八王子の東急スクエア11階にて、
吉沢和子先生主宰「墨のアトリエ墨童舎」の書作展が開催されました。

高尾耳鼻咽喉科医院の院長先生と、鍼灸師:良子先生の作品も展示されており、
最終日前日ギリギリで見に行って来ました。

書作展というと、やや敷居の高いイメージがありつつも、
作品をみると、とても自由な印象で、
文字だとわかるものもあれば、絵のような構図のものもあり、
とても興味深く、おもしろい作品展でした。

吉沢和子先生の書作品は、日本酒のラベルや、あの「広辞苑」や、数々の書籍の装丁など、さまざまシーンで場面で出会っています

良子先生の作品「母」


院長先生の作品「觀」

















良子先生曰く,

「自由、個性、想像、とは師の器にあり。」



医院内「みみはなギャラリー」でも、両先生の作品を展示しています。

みみはなサポーターOのレポートでした。

2012-06-16

第3回 『文人華と煎茶の会』




第3回 『文人華と煎茶の会』

■ 日時 : 9月9日(日) 13:00~ 15:00予定

■ 場所 : みみはなギャラリーにて(高尾耳鼻咽喉科医院2F)

  ・   ・   ・   ・   ・

『文人華』とは

煎茶の花。
その中には「盛り物」があり、
” 花を盛る、季節を盛る、言葉を盛る ”といわれ、
材料は花のほかに、野菜、果物を合わせ盛る。

中国・南画のモチーフからきている古典雅題もあれば、創作雅題もあり、
定められた型に当てはめて盛るのではなく、
その材料を生かし、表現していくところに面白さを感じます。

 
9月9日(日)は”重陽の節句”

の数である奇数の極である9が2つ重なることから重陽と呼ばれ、
たいへんめでたい日とされる。
菊の花を飾ったりを飲んだりして祝った。(ウィキペディアから引用)

重陽の節句にちなんで、文人のお花とお茶(菊茶)を楽しみたいと思います。






2012-05-10

文人華道と煎茶の会

先月4月8日(日)、高尾耳鼻咽喉科医院の2階、みみはなギャラリーで、
「文人華と煎茶のおさそい」という会を開催しました。

15名ほどでなかなか賑やかに、
お花を生け、煎茶のお手前を先生に披露していただき、味わいという
気楽なひとときでありながら、心地良い緊張感もただよう、味わい深い時間となりました。


スイトピー、カラー、雪柳の優しく凛とした姿のお花。
カラーは、仏様の座禅のような佇まい。

写真右は、煎茶道 文人華道 清泉幽茗流  家元 古川純香先生。



花を切ることにより、花を死なせてしまうのではなく、”生かす”という思想であり、
だからこそ、芸道として長く受け継がれているのだというお話がありました。
”花”を”華”に化けさせるのだといいます。

そして、お花のあとには煎茶のお手前。



「三客手前」

三人の客人であっても、器は4つ。
自ら毒味をする、という意味があるとか。

お茶は「飲む」ではなく、
たしなみ、「味わう」もの。






この文人華と煎茶の会は、6月、9月、11月と開催の予定です。

2012-04-05

お祝いの会




本日は、早いもので昨年の2月のお話ですが、
高尾耳鼻咽喉科医院の開院お祝いの会の模様をご紹介。


・・・・・  ・・・・・  ・・・・・  ・・・・・  ・・・・・  ・・・・・
2011年2月11日(祝)、
「医院移転と20周年のお祝いの会」を開催しました。

















2010年の12月2日に移転オープンし、すでに開院していますが、
2月3日が本当のこの医院の開院記念日。
そして今年、記念すべき20周年!ということで、連休初日の2月11日、多方面にわたる知人友人のみなさんが大勢集まり、
にぎやかでユニークなお祝いの会となりました。






ビデオ&写真の撮影隊、マイクや照明セットもバッチリ。
前日も深夜まで準備をして、かなり本格的でした。

初雪降る中、「おとな院長&こども院長」の挨拶にはじまり、
「朗読・スーホの白い馬」
「馬頭琴の演奏」
「バイオリンの演奏」
「馬頭琴とチェロの共演」
「煎茶のおてまえ」      と続きました。


左:田中良子さん、 鍼灸師。
中:「こども院長」 中澤星音くん。
右:「おとな院長」 田中洋二さん、耳鼻咽喉科専門医。

↑写真真ん中「こども院長」 中澤星音くんは、9才。田中さんのお友達です。
本職は小学生であり、すでに、米国・カーネギーホールでの演奏も体験しているという、未来のバイオリニストです!
もちろん、独奏を披露してくれました。


モンゴル出身・馬頭琴奏者の ”バトさん”。
あのチェロ奏者のヨーヨーマとも共演しているというホンモノのプロ。
流暢なニホンゴで、奏でる音も、 「魂をゆすぶる音」というのか、 とても素敵でした。
馬頭琴のボディ部分は、”白樺”で出来ているんだそうです。

バトさんが座っているのは、”おたすけかろやか椅子”
この医院でも使っているBC工房のかわいい椅子です。


”煎茶道” 私は初めて体験しました。
お手前は、小学生の女の子2人で。
初々しい、緊張感のある清らかな時間でした~。

そして、
2階の「みみはなギャラリー」では、
旧・高尾耳鼻咽喉科医院の”想い出の写真展”
BC工房でつくってもらった大きなテーブルといろんな椅子たちで、さらに賑やかで楽しい空間となって、大成功でした。

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これからも、すこしづつ 小さな会を開いて、豊かな時間を作り出していきます。




2012-03-10

「異客同室」




『文人華』とは

煎茶の花。
その中には「盛り物」があり、
” 花を盛る、季節を盛る、言葉を盛る ”といわれ、
材料は花のほかに、野菜、果物を合わせ盛る。

中国・南画のモチーフからきている古典雅題もあれば、創作雅題もあり、
定められた型に当てはめて盛るのではなく、
その材料を生かし、表現していくところに面白さを感じます。


「異客同室」
 同じ部屋の中で違ったものが存在する
 「我は我、君は君、されど仲良く。」

「冬」 菜の花、金柑、節分の豆

「春」 桜の枝
 桜の枝には、友からの便りが枝に巻きつけてある。
 春風の良い知らせ。

「夏」 果物、野菜

左に、去りし冬を惜しむかのように冬を盛り、
中心に、春を迎える喜びを盛り、
右に、来るであろう待ちわびる夏を盛る。

野菜、果物、花の三種盛りである。

台の和紙三枚は、
上から、うぐいす色の「春」
中は、黄色「土用」 辰年を意味する。
下は、大いなる大地を表す。

奥に飾る「梅いちりん」の書は、
八王子在住:吉沢和子先生の書であります。


2012-01-29

2012年もよろしくお願い致します。


1月も早いもので末となり、2月がもうすぐそこです。

花粉症対策の季節となってきました。

みなさん早めの準備をなさってください。